こんにちは、トレーナーの弾正です。
「トレーナー」という仕事は、もともと40年ほど前までは、主にスポーツ選手を支える役割でした。
しかし今では、一般の方が健康や美容のために利用するサービスとして広く浸透しています。
それ自体は、とても良いことです。
一方で、利用する人が増えたからこそ、知っておいていただきたい現実があります。
それは、パーソナルトレーナーには「医師」や「美容師」のような国家資格が存在しないということです。
研修を数時間受けたばかりの人もいれば、10年、20年と現場で経験を積んできた人もいます。
つまり、お客様から見ると、その違いが非常に分かりにくいのです。
もし高額な料金を支払い、十分な知識や経験のないトレーナーの指導で身体を痛めてしまったら。
そんなことは、本来あってはいけません。
しかし、残念ながら現実には起こり得ます。
本当は、制度として整備されるべき問題なのかもしれません。
ですが、その日を待っているだけでは何も変わりません。
だから私は、自分にできることから始めました。
それが、お客様一人ひとりに作成している「BODY REPORT」です。
例えば「10kg痩せたい」という目標があれば、私は現状を分析し、その方専用の計画書を作成します。
どのような順番で身体を変えていくのか。
どんなリスクがあるのか。
どの時期に何を優先するべきなのか。
そして、その目標を達成するために、どんな行動が必要なのか。
それらを一つひとつ説明し、成功までの道筋をお伝えしています。
私は約30年間トレーナーを続けていますが、この計画を作る力は、経験を重ねながら少しずつ磨いてきたものです。
年間を通して身体づくりを考える方もいます。
アスリートの競技成績、俳優の役作り、70代からの健康づくり、ウエディング、オーディション、受験…。
こうした目標は、60分のレッスンを何回か受けるだけで叶うものではありません。
10kgの減量も同じです。
体重を落とすだけではなく、その過程で起こる体調や美容面への影響まで考えながら、安全に進める必要があります。
だからこそ、私は「運動を教えること」だけがトレーナーの仕事だとは思っていません。
未来を見据えた計画を立て、その人を最後まで導くこと。
それが、本来のパーソナルトレーナーの役割だと思っています。
もし、これからトレーナーを探す機会があれば、ぜひ一つ質問してみてください。
「半年くらいの計画を作っていただけますか?」
その質問が当たり前になれば、トレーナーという仕事は、もっと進化できるはずです。
そして、お客様には、その計画書を見積書のように比較して、自分に合ったトレーナーを選んでいただきたい。
そんな時代が来ることを願いながら、私は今日もトレーナーを続けています。
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