2019年5月11日土曜日

ウエディング

季節柄なのか、結婚式前のご新規様が多い最近です。

実は僕がトレーナーを本気で志し始めたきっかけはウエディングドレスでした。
大学生の時、お付き合いしていた女性がウエディングドレスのモデルのオーディションに出ました。力になりたかったので、毎日一緒にウォーキングをしたり、家で筋トレをしたりしました。その時始めて「ただの筋トレ」ではなくて「美しさを求めた筋トレ」を考えました。自分の力不足を悔やみ一生懸命勉強に励みました。

「ダンベルやバーベルのグリップの太さで前腕の大きさが変わってしまう。」
「そもそもこんな重たいもの持つ意味あるのか?」
「スクワットも重たいもの担いだら肩までゴツくならないか?」

今となっては当たり前の事でも、当時は良くわかっていなくて、先輩に聞くものの先輩も筋肉を大きくする方法しか教えてくれず、細かいことは自分で考えて実験するしかありませんでした。

残念ながらオーディションは通過する事が出来なかったのですが、「一緒に頑張ってくれてありがとう」と言ってもらったのが嬉しかったのもトレーナーを続けられた理由だと思います。

技術はもちろん大事ですが、どれだけ真剣に相手の要望に応えているかはもっと大事な事です。技術に溺れれば自分本位のトレーニングになってしまい相手に自分の価値観を強要する事になりかねません。相手の価値観を共有して理解して相談して、プランを立てて行動に移す、サポートする。

もう20年も前のきっかけが、今ではお仕事になっていて、今でも完全に納得いく技術は身についていないかも知れないけれど「僕に出来ないことは世界の誰にも出来やしない」とは真顔で言えるようになりました。



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